2010年4月30日
北沢洋子
ブルッセルからの情報によれば、コンゴ民主共和国(旧ザイール)がIMFのHIPCsイニシアティブの「完了点」に達したということである。しかし、最終的な決定は、IMFに委ねられている。、
3月はじめ、IMFは民主コンゴに使節団を派遣し、「拡大クレジット基金(貧困削減グローバル基金を改名)」が実施されているか査察を行なった。審査結果は総じて「ポジティブ」であった。しかし、政府の調達、はげたかファンド、ドナーたちを平等に扱う、などといった問題や疑問は残っている。しかし、民主コンゴが今年中に「完了点」に達することは間違いない。
上記の疑問については、今年4月末に再び使節団を送ることになった。そして、最終的な結論が出るのは5月になる。そして、IMFが、技術的に債務帳消しの作業に入るのは、今年6月末であろう。
これは、民主コンゴがベルギー独立(1960年6月30日)から50周年に当たる。