2012年03月05日
北沢洋子
英国の「ジュビリー債務キャンペーン(JDC)」によれば、英国政府のVince Cable長官の「ビジネス革新、技術省(ECGO)」は、エジプトに対して、ムバラク時代に発生した1億ドルの負債の支払いを請求しているという。
ECGOは、あだ名を「あやしげな取引省といわれるが、輸出保健の形で、武器、航空機、化石燃料などを輸出する省である。ECGOの言い分はエジプトの場合、英国のローンがどこに、どのように使われたかを調べることが出来ないというのを理由にしている。
しかしJDCが国立古文所を調査したところ、埋もれた資料を発見した。そして、1970~80年代、ムバラク政権時代、そしてその前のサダト政権に、武器の輸出のローンに発行された保険であったことがわかった。エジプトが購入した武器は、Rapier、Swingfire、 Lynxヘリ、さらに戦車製造工場であった。
JDCは、ムバラクが国民を弾圧するための武器の購入に輸出保険が使用されていたことは、正当化できない行為である、と非難し、即座に帳消しにすることを要求した。
ECGOに関するニュースは、Nick Glegg 自由民主党党首(連立政権の副首相)が、カイロを訪問して、エジプトに対して500万ポンドの不幸指針の供与を発表した直後であった。実際には、エジプトは、毎年、英国に1,200万ポンドを債務返済している。
JDCは、エジプトの1億ドルの債務について、監査するべきだと要求している。それが、ムバラクやさだと政権の弾圧や腐敗に使われたことが判明するば、帳消しの対象いなる。