2008年1月13日
北沢洋子

 
 昨年6月のハイリンゲンダムG8サミットで議論されたテーマの1つに、「責任のある融資憲章(Charter of Responsible Lending)の策定があった。
 昨年11月17~18日、南アフリカのケープタウンで、と主要途上国G20の蔵相会議が開かれた際に、G20の議長である南アフリカのManual蔵相に対して、EURODADをはじめとした債務帳消しの市民社会組織が、以下のような要請文を提出した。

(1)、これまでの債務帳消しキャンペーンを通じて、貸し手の責任を強く感じられた。
 それゆえ、「責任のある融資憲章」のような国際敵な取り決めが不可欠であると考える。
(2)G20のほうがG8よりも開かれたフォーラムであり、憲章の草案を行なうのにより適していると考える。
(3)すべての融資関係者、貸し手政府、借り手政府、民間銀行、南北の市民社会が参加するべきである。
(4)その結果として、「責任のある融資憲章」は、国際的な公的債務マネジメントの国際ルールをかくりつすることが出来る。